CASE

株式会社パソナ様(東京都「海外高度人材獲得支援事業」)

3.外国籍人材向け研修
株式会社パソナ様
研修概要
東京都が行っている「海外高度人材獲得支援事業」の一環である高度人材インターンシップ受入を株式会社パソナさまが担当。来日後の事前研修部分をエイムソウルにご依頼いただいた。
3日間にわたり研修を実施。1日目は外国籍インターンに向け、異文化コミュニケーション研修を行い、日本の独特な文化や、CQについての解説を行った。2日目午前中は企業側と外国籍インターンそれぞれに研修。企業側には、外国籍人材を受け入れるための受け入れ研修、インターンには日本におけるビジネスマナーを学ぶためケーススタディを用いた研修を行った。2日目午後および3日目は、合同での研修を実施。ゲーム形式のワークを通じて相互理解を深めた。

Q
今回の研修を導入された理由をお聞かせください。
今まで研修の際には、大手研修会社にお世話になっていました。参加者した企業・外国籍の方からの満足度は決して悪くはなかったのですが、私個人としては、漠然とした疑問を抱えていました。確かに異文化理解の基本的なフレームワークや各国の文化の特徴を把握していくことは大切です。しかし実際には、同じ日本企業でも一社一社を見ていけば社風は全く異なりますし、外国籍の方も同じ国籍の方でも性格・価値観も多様です。研修でのステレオタイプな理解は、場合によっては双方の理解を促進するどころかマイナスになることがあるように感じていました。研修を受講いただいた企業・外国籍の方からも、学習した内容が実際の職場で具体的なアクションに結び付きづらいというお声もいただいておりました。そんな時にエイムソウルさんの稲垣さんに出会い、CQIの概念を聞き、「“国籍”や“日本”を超え、“個”の異文化理解」ができると直感のような思いを感じたのがきっかけです。
Q
実際に研修を導入されての感想をお聞かせください。
今回のケースは、特に初めて外国籍を受け入れる中小企業さまにおすすめだと思います。私たちは大手企業さまのお客様もあるのですが、官公庁事業では中小企業さまの外国籍受け入れを支援させていただくことが多いです。その際によくお聞きするのは「異文化対応、というのはわかるんだけど、じゃあ、具体的に何をすればいいの?」という不安や疑問です。皆さん頭ではなんとなくわかっていても、経験やノウハウが不足されていらっしゃることが多く、現場では精神論や抽象的の段階で終わってしまって、改善に向けた行動に結び付かない、気持ちはあってもモヤモヤしてお互いにストレスを抱えている、ということがあるように思います。その点、エイムソウルさんのCQIを活用した研修では、異文化を細分化して理解することができ、具体的な行動に落とし込みやすいように設計されています。事前・事後のアセスメントの見方についてのガイダンスサービスも手厚く、中小企業の皆様にも効果が高く研修後も振り返りなどもできるので、とても有用と感じています。

Q
弊社エイムソウルに対しての評価をお聞かせください。
企業・人材の選考からマッチングの際に用いたCQIのアセスメントを、実際の研修でも取り入れたカリキュラムが非常に魅力的でした。集合研修でありながらも、それぞれの企業や個人に即した目標設定ができる点はエイムソウルさんならではだと感じています。またゲームを通しチームビルディングが学べるなど、いわゆる座学形式の研修にはない飽きのこないカリキュラムも特徴的です。
Q
研修を担当した講師に対しての評価をお聞かせください。
代表の稲垣様自ら講師を務めてくださり、わかりやすいことはもちろんですが、非常に熱く、インターン生たちをニックネームで呼びながら、とてもハートフルな講義をしてくださったことが印象的です。海外人材向け研修でお世話になったダラ先生も、実際に日本で働く外国籍の方でいらっしゃるので、インターン生たちも親近感がわいたことと思います。ケーススタディを通して、わかりやすく説明をしてくださいました。
Q
今後の外国人材に対するお取り組みをお聞かせください。
令和5年度も東京都「海外高度人材獲得支援事業」の事務局を弊社が運営しております。外国人材の採用に意欲のある中小企業と、日本で働きたい海外在住の外国人材を対象に、採用・就職前にインターンシップ(Tokyo Internship)の場を提供します。また、インターンシップのほかにも、事業の拡大を目指す優れた技術力を持った企業と、海外在住の優秀な外国人材を結びつけることを目的とし、ベトナム、インドネシア、タイ、インドの4カ国を対象に合同企業説明会(Tokyo Job Fair)を開催します。企業様と優秀な海外人材の架け橋となれるよう、今後も邁進していきたいと思います。

 

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